ひとりの不幸もみのがさない住みよいまちづくり全道運動 第27弾 

事例1 ネットワークづくり

『若葉子ども見守り隊』~住民の手で安心・安全なまちづくり~

江別市野幌若葉自治会

 

 

 江別市野幌若葉自治会(1,100世帯)では、不審者情報や交通事故が後を絶たないことから、子どもたちを事故から守ろうと、平成24年度に「若葉子ども見守り隊」を結成しました。見守り隊には自治会員約40名が登録。登録後は、子どもの事故防止策や不審者確認時の対応等の研修を重ねながら、児童の登下校時の通学路や、夏・冬休み中に子どもが集まる場所を専用の帽子・腕章を着用して子ども達へ声をかけながら見守っています。
 さらに、25年度からは、見守りの対象を高齢者等の要援護者に広げ、民生委員・児童委員の協力のもと、自治会が要援護者を把握しました。そして、見守り隊が中心となって、災害時の要援護者安否確認と避難経路の確認、情報伝達の訓練をしたほか、冬期には要援護者宅の玄関前の除雪や暖房排気口の確認等を行いました。
 見守り隊の結成により、不審者の目撃が減少し、自治会内の要援護者支援体制が確立されたことから、住民のみなさんからは 「安心して暮らせる」と喜ばれています。

 

 

▲「合図は大きく」さー大丈夫だ、行ってらっしゃい!

 

▲江別警察署からの感謝状

 

事例2 在宅福祉サービス活動
『月1回の高齢者世帯見守り訪問』~こんにちは!町内会の訪問隊です~

芦別市幸町町内会

 

 

 芦別市幸町町内会(461世帯)では、困った時に相談相手になれるような地域の繋がりをつくろうと、ひとり暮らしの高齢者のお宅を訪問する「訪問隊」を組織して、月1回の見守り活動に取り組んでいます。「訪問隊」は町内会の在宅福祉部のボランティアとして募集し、女性34名、男性4名の計38名が登録。2人1組で75歳以上のひとり暮らしの方々約70名を訪ね、健康状態や困りごとがないかなどを聞いています。また、当町内会では役員の高齢化により、できる仕事も限られてしまうことから、困ったことがあれば、ふさわしい人にお願いするしくみとして、町内会「人材バンク」への登録で老若男女様々な方々にメンバーになってもらうよう呼びかけています。

 

 

▲こんにちは!町内会の訪問隊です

 

▲訪問隊の呼びかけちらし

 

事例3 交流活動
『元町ふれあいサロン コスモス』~多彩な内容でまた来たくなるサロン~

剣淵町元町自治会

 

 

 剣淵町元町自治会(191世帯)では、地域の高齢者が楽しく過ごす憩いの場として、福祉部が中心となり、元町ふれあいサロン「コスモス」を毎月第4火曜日に開催しています。
 このサロンは、毎回20名程度の参加があり、比較的男性が多いのが特徴です。サロンは、町内のボランティアグループにお願いして、小学生による紙芝居、アコーディオン伴奏による合唱のほか、七夕や節分等の季節の行事に合わせた催しが企画されています。さらに、地域包括支援センターの協力で介護予防体操が行われることもあり、参加者からは「身体を動かすと気持ちいい」と好評です。
 「ここに来るのが待ち遠しい」と毎月のサロンを楽しみしている方が多く、福祉部の方々は「みなさんに楽しかった!と言われると、またみんなでがんばれます」と笑顔で返してくれました。今後、交流の場として定着したサロンに、身体が不自由な高齢者にも参加してもらうための送迎を検討しているとのことです。

 

 

▲介護予防体操で気持ちいい汗

 

▲クリスマスは童心に返って

 

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