ひとりの不幸もみのがさない住みよいまちづくり全道運動 第34弾 

事例1 在宅福祉サービス活動

『高齢者給食ボランティア事業と世帯訪問』~手作り弁当を届けて見守ります~

岩見沢市若松地区町会連絡協議会

 

 

 岩見沢市若松地区町会連絡協議会(1,243世帯)では、見守り活動を兼ね、ひとり暮らしの高齢者に手作りの弁当を持参して訪問する事業を実施しています。
 毎月第3水曜日、町会の有志が早朝より会館に集まり、栄養バランスに配慮した手作りの温かい弁当をお昼前に完成させ、所属の5町内の70歳以上のひとり暮らしの方や障がいのある方およそ50名を訪問し、「お元気ですか?」と声をかけながらお届けしています。弁当は、ほぼ材料費のみで提供され、毎月の訪問を心待ちにしている方もおり、多くの高齢者から喜ばれています。また、今年度、この活動が知事表彰の北海道社会貢献賞を受賞しました。
 町会では、この給食活動のほか、地域の在宅介護者の負担を軽減するために、要介護者を会館にお連れして一日を楽しく過ごしていただく託老サービスを月2回実施しており、さらに冬期間は、高齢者や障がい者世帯の除排雪支援も行っています。福祉活動を担う町会の有志も高齢化しており、次世代の担い手育成が課題となっていますが、これからも町会で高齢者や障がい者を見守っていくとのことです。

 

 

▲栄養バランスの良い弁当を手作りで

 

▲弁当が温かいうちに手渡し

 

事例2 交流活動
『おしゃべりサロン』~楽しく、安くておいしいサロン~

小樽市入船六三町会

 

 

 小樽市入船六三町会(511世帯)では、閉じこもりがちなひとり暮らしの高齢者の外出のきっかけをつくるために、気軽に集って交流できるサロンを平成28年度から立ち上げ、ほぼ毎月開催しています。
 サロンの立ち上げにあたって、5名の委員が中心となって、毎月のサロンの内容とお昼ランチの企画を立て、町内のお店へのポスター掲示による告知などにも取り組み、運営体制を整えました。
 サロンでは、ストレッチ体操やカラオケのほか、介護保険制度やオレオレ詐欺防止策などについての講演も行われ、毎回およそ30名の高齢者が参加しています。また、「楽しく、安くておいしいサロン」をモットーに、女性部が中心となって、煮込みハンバーグや冷やしラーメンなどのランチを毎回200円で提供しています。
 また、サロンのメニューは、飽きがこないように毎回工夫をこらして企画しているほか、自力で会場に来られない方のために無料送迎を実施するなど、一人でも多くの高齢者に楽しんでいただけるよう配慮しています。さらに、地区連合町会に所属する他の町会にも交流の輪を広げていくうえ、サロンのお知らせをまとめた簡易パンフレットの作成なども検討しています。
 サロンの運営基盤を整える全道運動の2年間の指定が終了した来年度以降は、社会福祉協議会の助成活用なども視野に入れ、地域の高齢者が気軽に集って楽しいときを過ごせるサロンを発展させていくとのことです。

 

 

▲参加者が小物づくりに挑戦

 

▲お昼にはおいしい手作り料理を

 

事例3 ネットワークづくり
『旭第2ふれあいサロン』~気軽に参加できる多彩なメニュー~

中標津町旭第2町内会

 

 

 中標津町旭第2町内会(153世帯)では、高齢者の生きがいづくり、健康づくり、仲間づくりのために気軽に集えるふれあいサロンを毎月開催しています。
 サロンは、福祉部と老人クラブが連携し、ひとり200円の参加費で、ゲームや出前講座、健康体操や合唱など多彩なメニューで実施しています。
 10月のサロンでは、高齢者の交通事故を防ぐために自動車学校で講習会を実施しました。座学では、特に事故の多い歩行者の注意点などを確認し、その後は教習コースに出て、夜間の歩行者の車からの見え方や、後部座席のシートベルト着用効果などを体験。また、2月のサロンでは、参加者がひな人形に変身するゲームを楽しみました。男びな、女びな、三人官女役の7名が、他の参加者の手を借りて着物や小物を身につけ、「結婚式以来だ」「若返ったね」などと笑顔を見せていました。
 なお、町内会役員、福祉部、児童委員民生委員が連携して、サロンに参加されない高齢者も含めた70歳以上のひとり暮らし世帯を定期訪問し、健康状態を確認・記録し、異変がないか町内会で情報を共有する取り組みをしています。
 サロンの参加者からは「サロンは毎月楽しみにしているので、今後も足を運びたい」と好評で、運営側も「継続することが重要」として、今後は若い住民にも協力を求め、アイデアを出し合って毎月のサロンを企画していくとのことです。

 

 

▲七夕には児童館の子ども達も参加

 

▲自動車学校の教習コースで安全な横断を学ぶ

 

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