平成23年度 事例 このような研修会が行われています 

1泊2日の避難所運営訓練 ~ダンボールで仕切った避難所生活を体験~

江別市野幌鉄南自治会連合会

 

 

 江別市野幌鉄南自治会連合会(6,031世帯)では、9月30日から翌日にかけて、自治会員185名が参加して、災害時の避難所生活を体験する避難所運営訓練を実施しました。
 訓練は、関係機関の協力のもと、震度6弱の地震が発生した想定で、市が災害対策本部を設置し、被害状況調査、避難広報が行われ、避難所が開設されました。避難所では、自治会員によって避難所のルールや区画づくり、避難者名簿作成、物資搬送、炊き出し等の実践的な訓練が行われました。
 また、消防の協力で、身近にあるものを活用した応急手当や応急担架作成の訓練も行われ、夜間は、ダンボールで仕切られた区画内での宿泊を体験し、翌朝には自衛隊による給食支援も行われました。
 参加者からは「近隣住民との連携協力体制を体験できた」「避難所でリーダーシップをとるのが難しかった」「災害への心構えが必要だと実感できた」との感想も寄せられ、貴重な体験をした2日間となりました。

 

 

▲避難者の受入れ

 

▲ダンボールで仕切られた避難所

 

大津波避難訓練 ~津波を想定して、海抜約13メートルの小学校3階に避難~

苫小牧市スプリングタウン町内会

 

 

 苫小牧市スプリングタウン町内会(675世帯)では、多くの犠牲者を出した東日本大震災の巨大津波を教訓に、6月26日、津波を想定した初めての避難訓練を実施しました。
 本町内会では、毎年、春と秋に樽前山噴火を想定した避難訓練を実施していましたが、今回は震度6の地震により津波が押し寄せてくるとの想定で、全世帯にチラシで避難訓練を呼びかけたところ、参加者が大幅に増加して約140名の参加を得ることができました。
 当日は、朝10時にそれぞれの自宅から時間を計りながら、避難場所の小学校まで徒歩で避難。そして、海抜約13メートルの高さになる校舎3階まで上がり、避難経路と行動を確認しました。
 訓練を終えて、高齢者の避難をどのように支援していくかが課題としてあげられ、日頃からの住民のつながりが大切で、絆を強めていくために、今後、高齢者との交流の場を数多く設けていくことになりました。

 

▲小学校校舎の3階まで上がりました

 

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