平成25年度 事例 このような研修会が行われています 

『防災避難訓練・土砂災害研修会』~黄色いハンカチは「避難済み」の目印~

稚内市こまどり町内会

 

 

 稚内市こまどり町内会(300世帯)では、9 月14日、105名参加のもと、大地震発生による 大津波警報発令を想定した防災避難訓練を行い ました。朝8時50分、M8の地震発生。市の避難 勧告発令が会長にメール着信。そして、会長か ら関係役員へメールで避難指示。広報車で「皆さ ん、これより避難訓練を開始します。直ちに所定 の避難場所へ避難してください。」と呼びかけ、9 時に自主避難を開始。参加者は、各家庭から非常 持ち出し品を持ち、火の元や戸締りの確認後、避 難済みの目印として「黄色いハンカチ」を玄関先に 掲げ、指定の場所に素早く避難しました。避難場 所では班長から区長へ、区長から会長へ自主避難 者数を報告。民生委員、福祉委員は在宅高齢者等 の災害時要援護者の安否確認と誘導、さらに、土 砂崩れや住宅倒壊等の被災状況の情報収集と伝 達について訓練を行いました。その後、町内会館へ 移動して、大雨等による土砂災害の種類や過去の 事例により、未然の防止策等を学びました。

 

 

▲リヤカーで高齢者の避難誘導

 

▲玄関先の黄色いハンカチは避難済みの目印

 

『自主防災総合訓練』~自分たちの地域は自分たちの防災力で~

美幌町自治会連合会

 

 

 美幌町自治会連合会(7,469世帯)では、10月6日、住民約300名が参加して自主防災総合訓練を実施しました。訓練は、美幌町で震度6強の地震が発生、家屋が倒壊し道路が寸断したとの想定で行われ、住民はサイレンの合図とともに小学校に避難。避難所本部では安否情報の集約と避難者名簿を作成しました。グラウンドでは、担架や車いす、リヤカーでケガ人や高齢者等の災害時要援護者の避難誘導のほか、住民が倒壊家屋の下敷きになっているとの想定で、バールを使って救出した負傷者の応急手当と担架での搬送を行いました。
 また、消防団員が応急処置法とAED (自動体外式除細動器) を使った救命処置を実践し、参加者は熱心に見学していました。避難所では、防災グッズや火災警報器が展示されたほか、災害時を想定した炊き出し訓練が行われ、参加者からは「テレビでしか見たことのない訓練をたくさん体験できた」と、日頃からの防災意識を高める有意義な訓練となりました。

 

 

▲救命処置を熱心に学びました

 

▲要援護者の避難はみんなで協力

 

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