平成27年度 事例 このような研修会が行われています 

『班体制による防災研修会』 ~班の住民が助け合って避難~

滝川市幸町第4区町内会

 

 

 滝川市幸町第4区町内会(113世帯)では、9つの班ごとに小学校へ避難して、応急手当等を体験する防災研修会を実施しました。
 はじめに、市の広報車が巡回し避難開始を伝えると、参加者は、避難済みの印となる白いタオルを自宅玄関に掲げ、事前に決められた各班の集合場所まで移動。援護が必要な方を乗せた車いすは、隣近所の住民で押して支援、班長が避難者の無事を確認した後、避難所となる小学校へ班全員で避難しました。
 避難所では、消防署員の指導のもと、防災器具の取り扱い、毛布での担架づくり、三角巾の代わりにレジ袋を使った骨折の応急手当等を体験しました。当日は予想以上に多くの住民が参加し、もしものときに役立つ研修会となりました。

 

 

▲お互いの無事を確かめて避難所へ

 

▲毛布での担架づくりを体験

 

『地域防災訓練』 ~避難所運営ゲーム(HUG)を体験~

網走市町内会連合会

 

 

 網走市町内会連合会(3,044世帯)では、災害時の住民による避難所開設と運営に備えるため、避難所運営ゲーム(HUG)を用いた防災訓練を実施しました。
 HUGでは、数名で一つのグループを組み、「平日の昼間に地震が発生、大津波警報が発表されたため、高台の小学校に避難所を開設する」という想定でスタート。はじめに、小学校の間取図のどの部分を避難スペースにするかを書き込みました。「教室は児童が使っているから、体育館以外は立入禁止にしよう」と決めたグループのほか、「調理実習室と保健室は使わせてもらったほうがいい」等の意見が出ました。続いて、避難者の受け入れを想定し、各避難者の事情に配慮した生活スペースを決定。各避難者を示すカードには、車いす使用、乳児連れ、持病あり等が書かれており、参加者は、「要援護者が入るスペースを設定したらどうか」「乳児連れの方のために別室が必要」等、熱心に話し合いました。
 ゲーム終了後の各グループの発表では、「反省点を活かしてゲームをもう一度やりたい」「実際に小学校で訓練をしたい」との声もあがり、住民の防災意識を高める訓練となりました。

 

 

▲避難スペースについて話し合う

 

▲各グループの成果を発表

 

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