平成30年度 事例 このような研修会が行われています 

『基幹避難場所設置・運営訓練』 ~災害を想定した実践的な研修~

豊平地区町内会連合会

 

 

 豊平地区町内会連合会(9,355世帯)では、地域の防災リーダーの育成と会員の自主防災意識の向上のため、基幹避難場所設置・運営訓練を実施しました。
 大型で強い勢力の台風が接近する中、市内東部を震源とする地震の発生を想定し、体育館での避難所開設・運営訓練を行いました。
 訓練は防災協会講師による、地震・洪水に関する防災講話を聞いたあと、4班に分かれ、順番に体育館にシートを敷き、避難所での一人当たりの住居スペース、占有できる面積を確認。また、ダンボールベッド、簡易トイレの組立てを行い、その使い方を体験しました。さらにAEDの操作や、避難所生活に役立つ新聞紙を活用した、紙食器、スリッパ等の作り方を学びました。
 参加者は胆振東部地震発災後の訓練ということもあり、展示していたLEDランタンや携帯ラジオ、給水用容器の取扱い説明にも関心が集まっていました。
 胆振東部地震での被災経験を活かし、具体的で実践的な訓練を行うことで、防災意識が高まった1日となりました。

 

 

▲ダンボールベッドの組立て

 

▲避難所での住居スペースを確認

 

『自主防災訓練』 ~いざという時に備える~

せたな町都本通町内会

 

 

 せたな町都本通町内会(53世帯)では、平成30年11月2日、せたな町が各家庭に配布している「せたな町防災ハンドブック」を使用して、自主防災訓練を行いました。
 「せたな町防災ハンドブック」は、今後起こり得る自然災害での被害を最小減に食い止め、災害時に適切に対応できるようにと、災害時の危険区域や避難場所などを地図に示し、各種災害への備え等を掲載したハンドブックです。
 訓練ではせたな町防災行政無線の放送を合図に「大成町民センター」へ避難を開始。避難の際には近所の高齢者世帯に声かけ、避難誘導を行いました。その後、「せたな町防災ハンドブック」を使い、地震、災害への備え、津波ハザードマップの見方、風水害、土砂災害への備えをついて知識を深めました。さらに避難所と指定緊急避難所の違いや、指定場所を確認することで、より具体的な研修ができました。
 さらに、胆振東部地震での経験から、せたな町で全戸に設置している、防災無線受信機の点検と乾電池の交換を行い、防災無線を傍受できないことがないように、各世帯の点検をしました。この整備により、火事、通行止め、風水害等の「いざ」という時に、町からの様々な情報を確実に得ることができるようになりました。

 

 

▲もしもに備える「せたな町防災ハンドブック」

 

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