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帯広市大和2町内会(130世帯)では、平成19年度の本運動実践地区として、
地域の高齢者を対象に日常の生活支援活動や災害時の対応のための「ふれあいカード」を作成しました。
カード作成にあたっては、民生委員児童委員を兼務する町内会長と婦人部員が分担して、
高齢者45名の世帯を一軒一軒訪問して聞き取り調査をしました。
「ふれあいカード」には秘「このカードは、町内会福祉活動や災害時の緊急活動に活用するもので、プライバシーを守り、
個人情報を他に漏らすことはありません」と明記し、保管責任者を会長とすることで、高齢者の皆さんからの理解を得ることができました。
「ふれあいカード」の項目は、@同居家族、A身体の状況、B緊急時の親族連絡先、C支援・援助・要望、D日常生活、
健康等のことでの困り事・心配事などの自由記述欄があります。
C支援・援助・要望欄には、除雪サービスと声かけ訪問の希望回数も記入できます。
さらに、「ふれあいカード」の要望により、声かけ訪問や除排雪サービスを行う際は、毎回同じ担当者が当たるよう担当者制をとりました。
このことで、高齢者からは「顔馴染みの人が来てくれるので気兼ねなく話ができて、とても心強いです」との声が聞かれました。
「ふれあいカード」は、今後も定期的に更新され、高齢者世帯等への様々な生活支援活動に役立てられていく予定です。
白糠町西庶路千鳥町内会(234世帯)では、平成19年度の本運動実践地区として、地域の高齢者を囲む様々な交流活動が取り組まれています。その中から、
昨年11月10日に行われた「高齢者の集い」の様子をご紹介します。
当日は、ひとり暮らしの高齢者等103名が参加。保健師さんによる血圧測定と健康状態の聞き取りを行い、
流行のインフルエンザ予防接種を呼びかけました。また、駐在所長からは高齢者の交通事故について講話とビデオ上映により事故防止を呼びかけました。
その後の昼食会では、お互いの健康への気遣い、予防接種や道路の横断などを注意しあう会話も聞かれました。食後は、カラオケやビンゴゲーム等を楽しみ、
元気回復につながる楽しい一日となりました。
富良野市新富町連合会(228世帯)は、平成19・20年度ひとりの不幸もみのがさない住みよいまちづくり全道運動の実践地区として、
高齢者自らが運営する高齢者サロン「たまり場」を平成19年2月に開設しました。
高齢者サロン「たまり場」は毎月2回開設されています。
午前10時になると、高齢者が誘い合いながら町内会館に集まり、午後4時までの約6時間、手芸、茶道、囲碁、麻雀、カラオケなどで楽しく過ごします。
「たまり場」の特徴は、高齢者自らが運営していることです。「声を掛けあうことで、高齢者のネットワークができてきます。
みんなで気ままに交流して、相談したり、工夫することで、生きがいや相互扶助にも繋がっていきます」とサロン運営委員長の岡田さん。
参加者は現在25名。昼食は各自お弁当持参ですが、時には、ロールキャベツ、豚汁、茶碗蒸しなどをみんなで調理したり、
各家庭の漬物食べ比べなども行っています。
参加者からは、「朝、お弁当を作るのが楽しみ」「碁を覚えるのに良い機会になった」「話し相手もできたし、人間関係もいい」
「災害時の避難にも力を合せられる仲間になりそうです」といった声が聞かれました。
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