江別市文京台自治会連絡協議会

 江別市文京台自治会連絡協議会(1,677世帯)では、犯罪の増える6月15日〜8月15日までの2ヶ月間、月曜日を除く毎晩8時から10時まで夏期防犯パトロールを実施しています。
 文京台地区には酪農学園、北翔、札幌学院の3つの大学があり、特にひとり暮らしの若い女性が多い地域です。かつて、強制わいせつ事件や痴漢行為が多発した時期があったことをきっかけに10年程前にパトロールをスタートしました。
 このパトロールは、文京台地区の3自治会、警察署、防犯協会等のほかに普段自治会活動に参加する機会の少ない大学生も自主的に参加して実施されています。地域住民の連携と協力のもと、継続して毎年実施されるこのパトロールは、犯罪のない明るいまちづくりの一翼を担っています。


▲夜行反射のベストを着た自治会のみなさん
▲北翔大学のみなさん



稚内市ひかり町内会

 稚内市ひかり町内会(501世帯)では、地域内の高齢化とともに住民同士の交流や町内会活動への協力が希薄になってきていることから、町内会として全世帯を対象に世帯調査を実施しました。
 世帯調査は、別添の調査カードにより、役員が各世帯を訪問して、安心・安全のためとの目的を説明しながら実施しました。
 調査内容は、年齢構成と火災警報器の設置有無のみとし、氏名、年齢、続柄等の個人情報は調査から除きました。火災警報器は、稚内市の条例で平成23年6月1日から設置が義務付けられているため、安全のために設置有無欄を設けました。
 調査の結果、70歳以上の高齢者人口は約2割であり、火災警報器は約4割の世帯で設置していることが分かりました。
 今後、調査結果をもとに、稚内市が実施する「命のバトン事業」への参加推進、災害時に備えた高齢者世帯のマップづくりを進める予定です。

※命のバトン事業

「命のバトン事業」とは、救急時に必要な情報(かかりつけ医、服薬内容、緊急連絡先など)を記入したシートを、専用のボトルケースに保管することで、救急隊やお医者さんが迅速に救急救命活動を行えるようにするものです。稚内市介護高齢課が実施する事業で、65歳以上のひとり暮らしを対象に無料で配布しています。配布内容は、@救急情報シートA専用のボトルケース(冷蔵庫に保管)Bステッカー(玄関内側用、冷蔵庫用)です。
▲稚内市「命のバトン」
専用ボトル



新冠町本町自治会

 新冠町本町自治会(82世帯)では、地域の高齢者が孤立せず安心して暮らしていけるように、町内会の各種行事を通じた交流活動を工夫を凝らしながら実施しています。
 その中から、10月3日に実施された「お年寄りと子どもの集い」を紹介します。
 当日は、約50名の参加者のもと、新冠町内の文化交流施設「レ・コード館」を見学しました。
 レ・コード館には、たくさんのレコードが展示されており、子どもたちにとっては初めて目にするレコードですが、お年寄りにとっては懐かしさと思い出がいっぱい詰まったレコードが並んでいます。
 その後、多目的交流センターに場所を移して、保健師による健康相談をはじめ子どもたちとのビンゴゲームも盛り込んだ会食会が催され、お年寄りにとっては昭和の時代にタイムスリップしたような楽しい一日となりました。
 なお、当日出席できなかったお宅には、レ・コード館見学の様子を話しながら、会食のお弁当をお届けしました。

▲レ・コード館の見学
▲欠席者にはお弁当を届けました