質問@ |
夏休み中のラジオ体操に参加する子どもたちの挨拶がとても少ないので、どうしたら挨拶が出来るようになるか。
|
答 え |
挨拶がないのは、おそらく挨拶をする大人がいないからです。日頃から家族で「おはよう」と言っているか。もしも言っていないのなら、子どもが朝会ったときに「おはよう」と言うことが習慣化されてないのです。ラジオ体操に集まる大人同士が「おはようございます」と言えていれば、子どもたちもつられて言うかもしれません。ラジオ体操をきっかけに、大人も子どもも、同じ住民だという認識で挨拶を掛け合う仲間が出来れば、今度は街で会った時にも「こんにちは」と言えるのではないかと思います。また確実に挨拶をさせたいなら、「A君、おはよう」と相手の子どもの名前を言うに限ります。自分に言われたと分かりますので、「あ、どうも」と言うかもしれません。それでいいと思います。 |
質問A |
お母さんと子どもの会話で、テストの点数が20点でも100点でも怒りも褒めもしないのは、逆に子どもはお母さんから関心を持たれていないと思われないか。
|
答 え |
親は、点数に一喜一憂はしないことです。ただし、子どもはどう思ってるのかは訊きたいですね。90点取った子どもに対して、こんな質問をしてみるとよいと思います。「あなたはどう思うの?」「嬉しいよ」「ああ、そう。良かったわね。一生懸命頑張ったの?」「うん、頑張ったよ」「じゃあ、頑張ったのは報われたのかな?」「報われたと思う」「ああ、そうなんだね」と言えばいい。ところがその時に、「そう、お前はやれば出来るんだよ」と言ってしまうと、価値観が出てしまうのでダメです。点数が低かった時にはどうするか。20点取った時は「あなたはどう思うの?」「いや、ちょっとやばいと思ってる」「ああ、そう。やばいと思ってるんだ。どうするの?」「ちょっと勉強しようかと思ってる」「ああ本当、ちょっと勉強しようと思ってるんだ」「うん、ちょっと頑張るから」「じゃあ頑張れるように応援するね」でいいと思います。
|
質問B |
行政担当者として、住民からの要望でどうしても出来ないことなのにうなずいて聴いてしまうと、勘違いされないか、相手にどのように伝えればいいのか。
|
答 え |
行政の出来ることははっきりしているので、「大変ですね、困りましたね。でも行政では出来ないんです」と言って、バツンと切ってしまうのと、切らないのでは大きく違ってきます。「それは大変ですね。だけど行政も出来ないんですよ。どうしたらいいですかね。どこかにこういうこと出来る人いないでしょうか。一緒に考えてみませんか」と答えてみたらどうでしょうか。すると、行政は何もできないかもしれないけれども、けんもほろろじゃない対応をしたことで、相談して良かったかなと思うかもしれません。
|