令和4年度町内会・自治会広報コンクールの受賞作品が決定されましたので、審査委員会委員長の小林聖子氏(北海道機関紙印刷所営業部メディア企画課課長)の講評とともにご紹介します。
本コンクールは、町内会・自治会における広報活動の活性化を願い、平成2年度から4年おきに実施しています。令和4年度は、広報紙部門50作品、インターネット部門9作品の応募をいただきました。
|
広報紙部門 |
|
|
◆発行者 苫小牧市拓勇西町内会
◆規格 A4判4~6ページ
◆発行回数 年12回
◆発行部数 1,000部
◆配付方法 全戸配布
◆講評
タイトルをイラストと組み合わせるなど見せ方が上手です。メリハリの効いたフォントを使用し、手作りにしてはクオリティが高いです。年12回の発行にもかかわらず、記事のボリュームもあり、文字だけにならないよう、イラストやアイコンなどもバランスよく配置して、見やすく楽しい紙面になっています。
◆発行者 恵庭市末広町町内会
◆規格 B4判2ページ
◆発行回数 年12回
◆発行部数 300部
◆配付方法 全戸配布
◆講評
全体的にメリハリの効いた、読みやすいレイアウトとモノクロなのにそう感じさせない立体的な紙面です。目を引く題字のデザインと興味の湧く内容で、思わず手に取り自然と読み進んでしまいます。
佳作 「新栄台西ローカルインフォメーション Hold hands」 |
◆発行者 江別市新栄台西自治会
◆規格 A4判8ページ
◆発行回数 年2回
◆発行部数 750部
◆配付方法 全戸配布
◆講評
印刷は業者委託により、しっかりした紙面構成で内容も盛りだくさんです。紙も厚くページ数もあるので、保存版パンフレットの印象を受けます。紙面からHPやSNSとの連動を促して幅広い展開を感じさせます。
◆発行者 札幌市手稲区夢トピア星置町内会連合会
◆規格 A4判4ページ
◆発行回数 年13回
◆発行部数 200部
◆配付方法 班で回覧
◆講評
A4判の4ページ、年13回発行と多く、地域に根ざしたたくさんの情報を発信しています。また、カラーの色使いも明るく、内容に合わせたわかりやすいイラストも掲載して親しみやすい紙面になっています。
◆発行者 室蘭市白鳥台5丁目東町会
◆規格 A4判2ページ
◆発行回数 年10回
◆発行部数 127部
◆配付方法 全戸配布
◆講評
広報担当者がどなたに替わっても、無理なく継続できるシンプルなレイアウトです。タイトルもわかりやすい帯にして、色を変えたりしてメリハリをつけています。目にも優しく親近感を感じさせます。
◆発行者 苫小牧市桜木町町内会
◆規格 A3判2ページ
◆発行回数 年12回
◆発行部数 1,192部
◆配付方法 全戸配布
◆講評
紙面内容は、地域の方々が知りたい情報だけでなく、標語や川柳などを募集して、地域密着度を高く感じます。裏面はイベントや行事の写真をふんだんに使い、手作り感と親しみやすさが功を奏しています。
◆発行者 札幌市豊平区豊平第12分区町内会
◆規格 A3判1ページ
◆発行回数 年12回
◆発行部数 100部
◆配付方法 班で回覧
◆講評
回覧形式ですが、片面で掲示板に貼るような壁新聞のイメージもあり、どこか懐かしく親しみやすい手作り感があります。川柳などの参加型企画もあり、記事内容は地域色満載です。
|
インターネット部門 |
|
|
◆運営者 岩見沢市町会連合会
◆アドレス https://choren.jimdo.com/
◆更新回数 月1回
◆講評
エリアが広いので情報が盛りだくさんなのに、メニューやカテゴリー分けの構成がしっかりしていて、自分の地区町内会や必要な内容を見つけやすく、使いやすい作りになっています。書類などの書式ダウンロードページや刊行物のPDFもきちんと整理されているので便利です。
◆運営者 小樽市桂岡町内会
◆アドレス https://katsuraoka047.wordpress.com/
◆更新回数 月2回
◆講評
トップのメニューの構成もわかりやすく、お知らせや回覧板、広報誌のアーカイブもあって親切です。特に行事カレンダーはとてもわかりやすく、年間を通してどんな活動があるのか一目瞭然なので、町内会の住民に対して配慮が感じられます。トップページに住民が知りたい「お知らせ」があるのも見やすく親しみやすいです。
特別賞 「江別市新栄台西自治会ローカルインフォメーション Hold hands」 |
◆運営者 江別市新栄台西自治会
◆アドレス https://shineidaiwest.wixsite.com/website
◆更新回数 年2~3回
◆講評
情報盛りだくさんなのに、メニューが整理されていて探しやすく見やすい作りになっています。また、SNSも用途別にうまく活用し、すぐに伝えられるよう工夫されています。文字も読みやすく、元気になるような配色で親しみやすいですが、トップにも写真やイラストなどアイキャチになるものがあればさらに親近感が増すでしょう。紙による回覧とHPの両方できちんとフォローしていて、広報誌サイトがめくれるような作りで見やすくなっています。
|